【精密採点】しゃくりの入れ方|入らない原因とコツを3つで解説
「精密採点でしゃくりが入らない…どうやって入れるの?」と悩んでいませんか?
結論、しゃくりは「下の音を出す→息を足す→目的の音へ持ち上げる」の3動作です。
音程だけ一気に切り替えても入りません。
- しゃくり=下の音から目的の音へ、息を足しながらなめらかにつなげる技術
- 入れるのは母音のタイミング。
「はぁるがきぃたぁ」の小さい母音がしゃくりの正体 - 精密採点DX-Gでの加点は30回で頭打ち。
入れすぎ減点はなし、届かなくても100点は可能
採点歴11年・精密採点DX/DX-Gで100点1000曲以上・歌唱履歴1万回以上あり、数えきれないくらいしゃくりをいれてきました。

しゃくりは理屈より感覚だよ。この記事は「感覚の掴み方」に振り切って書くね
なお、表現力のもう1つの柱「抑揚」は別記事で解説しています。
→【精密採点DX-G】2点上がる表現力のコツ!抑揚のつけ方を完全解説
しゃくりの正体と、採点の仕組み
しゃくりを一言でいうと、下の音から目的の音へつなげて持ち上げる技術です。
似た技術のこぶしが「区切って跳ねるジャンプ」なら、しゃくりは「なめらかにつなげるスロープ」。
この対比で覚えると混同しません。
精密採点DX/DX-Gでの採点上のルールは下記の表になります。
精密集計DXの全100点記録からの値なので間違いないです。DX-Gでも同じ仕様と考えて差し支えありません。
※精密採点Ai、Ai Heartでもしゃくりは有効で、覚えた技術はそのまま使えます。
ただし加点ルールは明確に異なるので注意。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 加点の頭打ち | 30回(確定) |
| 入れすぎ減点 | なし |
| 30回に届かないと | 表現力が少し減るだけ(総合100点は可能) ※表現力ボーナスがあった場合は計算が甘くなります |

ポイントは、届かなくても致命傷にはならないこと。
気楽に読み進めてください。
リザルト画面での回数確認のしかたは、こちらで解説しています。
→【精密採点DX-G】高得点をとる攻略のコツ!歌唱画面とリザルト分析を解説
しゃくりの入れ方のコツ3つ
コツ1:「下の音→息を足す→目的の音」の3動作でつなげる
しゃくりの正体は、シンプルな3つの動きです。
①まず下の音を出す→②息をもう少し吐く→③そのまま出したい音へ持っていく
ポイントは、②の息と③の音程移動がほぼ同時であること。「しゃくるぞ」と思うと、自然にそうなります。
逆に入らない人は、下の音から上の音へ音程だけを切り替えているだけケースが多いはずです。
息を足す動きが抜けているのですね。
下の音の開始位置(半音下か、一音下か)は意識しなくてOKです。

歌詞を無視して「りゅ〜」って言っても入るよ。
それくらいアバウトで大丈夫
コツ2:「母音」で持ち上げる
私が練習中に気づいた、一番のコツかもしれません。
しゃくりは、子音の瞬間はまだ下の音、母音に移るところで目的の音へ持っていくと入れやすいです。
唱歌「春が来た」で言うと——
はぁるがきぃたぁ
「はぁ」「きぃ」「たぁ」の小さい母音がしゃくりの正体です。
「は」で下から入り、「ぁ」で狙った音程に到達します。
スマホのストップウォッチで実際に測ったところ、「は」から「ぁ」まで約0.2秒、ほぼ一瞬でした。

コツ3:「入れやすい音」を選ぶ
しゃくりはどこにでも入れられるわけではありません。私が無意識に選んでいる音の条件はこちらです。
- ゆったりしたメロディのところ
- 音程バーが0.2秒以上伸びているところ(米粒みたいな短いバーではない)
- フレーズの中で少し余裕がある音
逆に「るが」のような短い音は難しめ。
入れられなくはないですが、音程を外しやすいので初心者は避けるのが無難です。

バーの形はあまり見てないよ。
「入れられそうな長さしてるな」って思える音から狙ってみよう!
【実践】しゃくりの練習曲は唱歌「春が来た」
理屈より、まず声に出すのが一番です。
「はぁるがきぃたぁ」で、母音で持ち上げる感覚を繰り返し練習できます。
テンポがゆっくりで音も長いので、入れやすく成功体験を得やすい1曲です。
実際に採点にかけて、しゃくりのカウントが増えるか確認しながら練習してください。
「入った!」の1回を体感すれば、理屈は後からついてきます。
春が来たの一曲中で30回しゃくりを入れることができれば習得したと言ってもOKです。
しゃくりとこぶしを同時に練習したい人は、チューリップ「さいた」を使う方法があります。
さらに表現力を上げる上級のコツ(引き算)
基本が掴めた人向けの話です。初心者の方は読み飛ばしてOK。
上級1:ロングトーンには基本入れない
伸ばす音にもしゃくりは入れられます。でも私は基本入れません。
理由は、しゃくりが検知されなかったとき、ロングトーンの評価が下がる可能性があるからです。
入れるのは、しゃくり回数が30回にどうしても届かないときだけ。
それ以外は、ロングトーンは安定させるほうが得だと考えています。
ロングトーンの評価を10にする方法は、こちらで解説しています。
→【精密採点DX-G】ロングトーンのコツ!評価を10にする方法とは
上級2:30回を超えたら、しゃくりより音程を優先する
精密採点DX-G特有の実戦テクニックです。
DX-Gはしゃくりの回数が歌唱中画面に表示されます(旧・精密採点DXは表示なし)。

だから30回に達したら、そこから先は音程を取りに行くほうが強い。
30回は100点記録の集計にもとづく確定値なので、超過分の加点はありません。
しゃくりは性質上どうしても音程が外れやすい技術です。
加点が頭打ちになった後は、外すリスクを負ってまで入れる意味が薄いです。
まとめ:精密採点でのしゃくりのコツ
- しゃくりは「①下の音→②息を足す→③目的の音」。
息と音程移動はほぼ同時 - 子音ではなく母音で持ち上げる。
「はぁるがきぃたぁ」の小さい母音がしゃくり - 長く伸びたバー・余裕のある音を選ぶ。短い音は初心者は避ける
- 加点は30回で頭打ち。
超えたら音程優先、ロングトーンには基本入れない - 練習は「春が来た」から。まず1回の成功体験から
しゃくりが安定したら、次はもう1つの技法「こぶし」です。
しゃくりが「つなげる」なら、こぶしは「区切る」。
セットで習得すると表現力が大きく変わります。
総合点を底上げしたい人は、100点までのロードマップもどうぞ。




